地方での在宅介護は6か月ほど。
前回の記事のように、父を預ける事への罪悪感や抵抗感は減っていたけれど、
この土地で託すつもりにはなれなかった。
その後、夫の転勤に伴い、父を連れて私の地元に戻って来た。
父も30年以上暮らした、なじみのある地域。
夜中に30分おきに起き上がる状況は変わらず続いていた。
訪問ヘルパー、デイサービス、ショートステイと
使えるものはすべて使っていた。
私のメンタルも少し落ち着いては来ていたけれど、
簡単に壊れてしまうことはわかっていたから。
特養にも申し込みはしていた。←できたこと自体が私にとっては大きな進歩!
けれど、入所には3年以上待ちと告げられていた。
1年後、いつもと違う一本向こうの通りを歩いてみた。なんとなく。
家から本当に2、3分の距離なのに、普段はほとんどまったく使わない道。
そこで、空き地に看板をみつけた。
「認知症用グループホーム建設予定地」
これだ!この場所なら!すぐに連絡先を控えて電話をした。
半年後、入居者第一号として父が入居。
一番日当たりのよいお部屋を用意してくださっていた。
父を捨てたわけじゃない。プロに委ねただけ。いつでも会いに行ける。
これもまた「必要な時に、必要なことが起きた」出来事だったのだと思う。
Maktub — 必要な時に必要な事が起きる

