22年前34歳の私の過去投稿
2004/05/30
サイコドラマ(Psycho Drama)というのは、Moreno,J.L.によって1936年に始められた
グループセラピー(集団心理療法)です。「ドラマ」というだけあって、そこには、舞台、主役、脇役、そして監督などが存在します。
現在のものでも、過去のものでも構わないのですが、
主役の気持ちをアクションや、セリフ、場面設定などで目に見える形に表していきます。
監督のアドバイスのもと、主役自身がすべての要素(セリフなど)を決めていきます。出来上がった「ドラマ」はまさに主役の気持ちそのもの。
そのドラマを他の役者に演じてもらい、外から見つめてみると・・・
その時の主役の本当の気持ち。本当に求めていたもの。などが客観的に理解できるようになります。
そして主役だけではなく、共感を感じることができた他の参加者にとっても
実生活でのストレスが軽減するなどの効果が期待されます。数ヶ月前、前述の Moreno氏から直接指導を受けていた Marcia Karp氏の一日ワークショップを
受講する機会がありました。この方は、サイコドラマの世界的な権威でいらっしゃいます。
私にとっては、まったくはじめての参加でした。それなのに、いきなり主役を演じさせてもらうという
本当にとんでもなくラッキーな体験をさせていただいたのです。自分自身で舞台、出演人物、セリフとひとつひとつ決めていくのですが、
何だかまるで白昼夢を見ているよう。
自分の中にいるまた別の人格が自分を指揮していくような、そんな感覚も覚えました。
「催眠術」にかかっているっていうのは、もしかしたらこんな状態なのかも知れない。
かなりショッキングであり、そして感動的な体験でした。月に一度のワークショップに参加し、勉強を続けていくことにしました。
また折にふれて書いていきたいと思います。
22年後56歳の私が思うこと
自分の過去投稿を読んで、あらためてそのときの感覚が鮮やかによみがえってきた。
それほど衝撃的な体験だったのだと思う。
この時のドラマでは、私が9歳の時に亡くなった母との関係をテーマにした。
それ以来、「私の中の母の問題」は少しずつ小さくなっていった。
そして、文中では「主役に選ばれた」とサラッと書いているけれど
実は「私は選ばれるだろう」という理由のない確信があった。
50人以上の参加者がいたのに。
このような確信は私の人生の中で実は何度も起きていて
それについてもいつか記事にしてみたいと思う。
22年経った今、過去の文章を読み返してみて、
あの体験が確かにひとつの転機だったのだと、あらためて感じている。

