選んだのか、選ばされたのか

よく人から「自由に生きてる」と言われる。
たしかにそう見えると思う。
でも実際には、「そうするしかなかった」というほうが近い。

たとえば、出産と育児のあと。
元の職に戻ろうと考えていたタイミングで夫の転勤が決まった。

そのときも選択肢はいくつかあったはず。
夫が仕事を変えるとか、単身赴任してもらうとか。

もちろんどれも現実的には思えなかった。
結局私がついていくしかない、という感覚だった。
そして(前の)夫はそれを当たり前と思っていて、
私がこんなふうに迷っていたことは、たぶん知らない。

たとえば、海外就職へのチャレンジをはじめたとき。
今までと同じ生活を続ける気力がなくなっていた。
何か新しいことを始めなければ、やっていられなかった。

たとえば、コロナの影響でリストラされた時。
現地(中東)で他のホテルやレストランに就職するのは簡単だったけれど日本に帰ってきた。
あのまま残っていたらどうなっていたのだろうと思う。

選んだのか、
選ばされたのか、
選ばざるを得なかったのか。

正直、よく分からない。

ただ、あとから振り返ると、
そのときのそれぞれの選択が、今につながっているように思える。
点だったものが、少しずつ線になっていく。


そういえば、以前の私は
「自分で選んで動いている」と感じていた時期もあった。
自分の心の状態で、見え方が違ってくるような気もするな。

Maktub — 必要な時に必要な事が起きる

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